米中首脳会談を終えたトランプ大統領。「台湾への武器売却」はディールの材料になるという考えを示し波紋が広がっています。アメリカ政府の長年の慣習を破った発言の意図は何なのか、さらにイラン情勢を巡っては、首脳会談でホルムズ海峡の開放で一致していたものの、イランへの再攻撃計画が浮上しています。
■台湾への武器売却 「交渉材料」波紋
イランに対する軍事作戦に参加していたアメリカ軍の原子力空母「ジェラルド・フォード」が帰還しました。
(ヘグセス国防長官)「あなた方は任務を果たしただけでなく、歴史をつくり、国家に誇りをもたらした」
アメリカ軍は、現在もホルムズ海峡の封鎖措置を続けていて、別の空母2隻が展開しています。
アメリカのイラン攻撃によって延期されていた米中首脳会談。
(トランプ大統領)「はっきり言うが、私は誰かが独立することを望んでいない。戦争のために9500マイルも移動することなんて望んでいない」
トランプ大統領は“台湾の独立を望まない”姿勢を明確に示し、台湾への武器売却についても「承認するかもしれないし、しないかもしれない」「それは中国次第だ。我々にとっては非常に有効な交渉材料だ」と、今後の交渉に利用する考えを述べています。
一方、イランについては「中国側に何の要請もしていない」と述べていて、実質的な進展はありませんでした。
(トランプ大統領)「頼みごとはしていない。お願いをすると見返りが必要になる。何かしてもらう必要はない」
■ナフサ懸念「白黒印刷」問い合わせ増
そんな中、日本国内で、安定供給への懸念が広がっているナフサ。
カルビーが、ナフサ由来のインクの供給への懸念から主力商品のパッケージを白黒に変更します。
(印刷会社「丸信」 広報担当 田中敏彦さん)「弊社の中では一番ハイスペックなオフセット印刷機がいま稼働しております。」
「パッケージを白黒にすると、どれだけコストが下がるのか?」そうした取引先からの問い合わせに対応するため、こちらの印刷会社ではサンプルを作成しました。
カラーから白黒に変えることで10%ほどパッケージ制作にかかる費用を減らすことができるといいます。
(印刷会社「丸信」 広報担当 田中敏彦さん)「オフセット印刷機ではこちらが黒。こちらが青。こちらが赤。こちらが黄色。基本的には4色で様々な色を表現するのが4色印刷になっております」
4色印刷では、黒、青、赤、黄色のナフサ由来のインクを使います。白い紙にそれぞれのインクを付着させることで様々な色が表現できるといいます。
(印刷会社「丸信」 広報担当 田中敏彦さん)「色がしっかり印刷できているかのチェックを行っている」
Q.色がたくさんありますが?
「はい、この4色の組み合わせでこの肌色を表現している」
白黒印刷の場合…黒のインクしか使わないため、ナフサの使用量は、約“4分の1にまで削減”できます。
(印刷会社「丸信」 広報担当 田中敏彦さん)「ここの茶色、黒、赤(のインク)が使われています」
Q.これも全部、ナフサが使われる?
「インクにもナフサが使われていますし、ラベルの粘着部分、のりの部分にもナフサが含まれています」
Q.ナフサの影響で変化は?
(印刷技師)「入荷が遅くなってきたので、できるだけ最小限でアルコールの使用量とかいろいろ使っていけるように、最小限で工夫している」
ナフサを使った洗浄液も不足していて、仕入れ価格が3割ほど上昇していますが、取引先への影響を最小限に抑える努力を続けています。
(印刷会社「丸信」 広報担当 田中敏彦さん)「食品が商品の中身をしっかり表現するには、カラーでないとなかなか魅力が伝わらないと考えておりますので、むしろカラーで印刷できる環境体制というのを弊社としてしっかり整えていくということが大事かなと考えています」
5月17日『有働Times』より