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住宅街でクマ出没か…その理由とは? 広島

広島

閑静な住宅街をゆっくりと歩くクマのような動物…何かを探しているのでしょうか。住宅の敷地内にも侵入しています。

防犯カメラがその姿を捉えたのは13日の早朝。佐伯区千同で「クマを見た」などの通報が相次ぎました。

「親一緒にいないので子どもではない確か」そう話すのは広島修道大学で野生動物の生態と管理を研究する奥田圭教授です。

広島修道大学 奥田圭教授「今の行動を見る限りほとんど警戒心を持っていないような行動をしているので、迷い込んだというよりはすでに何回か来ているということも考えられる」

ヒトの生活圏に侵入する警戒心のない行動…奥田教授はこの原因に、周辺に立つ「柿の木」の存在を挙げます。

奥田圭教授「(今は)基本的に冬眠明けの時期になるので、どのクマもエサを探しに動き回る。柿の木なんかがあると秋の時期は重要なエサになっていたと思うのでそういう経験を持っていると春先に出てきてしまう」

13日から佐伯区内で確認されているクマのような動物の出没。13日の千同での目撃から14日に2件、16日には3件の目撃情報が警察などに寄せられています。目撃エリアは分散している一方、周辺で複数確認されているケースもあります。

広島市教育委員会によりますと、クマの出没で休校となった小中学校では週明けからすべてで授業が再開したということです。

奥田圭教授「クマのエサとなるようなものが点在しているとそういうところを狙ってクマが出てくる。とにかくそういう環境をなくしていくことが重要。地域の住民や行政が意見をすり合わせて野生動物の対策を考えていかないといけない時代になった」

佐伯区などは18日も目撃があった付近での見回りを行っていて警戒は続きます。