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フォード、EV事業縮小で3兆円計上 トランプ政権による補助金廃止で需要減ると判断

国際

 アメリカ自動車大手フォード・モーターは15日、電気自動車=EV事業を縮小するため、2027年12月期までにおよそ3兆円の費用を計上すると発表しました。

 トランプ政権がEV購入の補助を廃止したことで、需要が低迷すると判断したということです。

 アメリカでは15年以上続いてきたEV購入者への優遇税制が9月に終了し、先月のEV販売台数はおよそ40%減少しました。

 フォードはピックアップトラックなど複数の電気自動車の生産を中止するとともに、今後は軸足をハイブリッド車に移すということです。

 フォードはアメリカ自動車大手の中で唯一、経営破綻や再編を経ていませんが、近年は業績低迷が続いていました。

(「グッド!モーニング」2025年12月17日放送分より)