14日午後、自民党の両院議員懇談会が終了しました。懇談会ではどんな声が上がったのでしょうか。自民党本部前から報告です。
（政治部・澤井尚子記者報告）
参加者によりますと、高市総裁は冒頭、公明党離脱の経緯について説明・謝罪したということです。
所属議員からは意見を求める手が多数挙がりました。「公明党との地方での選挙協力は維持すべき」「公明の選挙区にすぐに候補者を擁立するのはやめるべき」などの意見があったということです。
自民党として高市総裁を選んでわずか10日です。一部、「石破総理のまま総総分離でいくべきだ」などの意見も出たということですが、最終的には政権の維持に向けて“高市自民党”としてまとまっていく方針を確認したということです。
（Q.総理指名を巡っては野党の動きも活発化しているが、高市総裁は今後、どうしていくのか？）
高市総裁は先ほどの場でも「他の野党から協力いただけるよう努力する」と述べたということです。
安全保障などの基本政策が一致する政党、つまり日本維新の会、国民民主党の2党に的を絞って連携を急ぐ考えです。
執行部の一人は「玉木代表は今も、自民とも立憲とも組むつもりはないようだ」と分析しています。
国民には近く党首会談を行いたいというふうに申し入れていて、維新とは先ほどから秘密裏にホテルで幹部会談が行われています。
現時点での連立合意までは難しいなかで、野党統一候補に流されず、決選投票でも玉木、藤田とそれぞれの代表の名前を書いてもらうといった間接的な協力を求めていく方針です。