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イスラエル ガザの軍事作戦拡大へ 予備役6万人招集 ハマスに圧力強める狙いか

国際

 イスラム組織「ハマス」がガザ地区の停戦案を受け入れると表明するなか、イスラエルのカッツ国防相は軍事作戦拡大のために予備役を招集することなどを承認しました。

 イスラエルメディアは20日、カッツ国防相が北部にあるガザ市を制圧する作戦を承認したと報じました。

 作戦は前回、実施した大規模な攻撃と同様、旧約聖書に登場する強力な兵士にちなんで「ギデオンの戦車B」と名付けられました。

 これを受け、約6万人の予備役が招集されることになるとしています。

 停戦交渉を巡っては、ハマスが新たな案を受け入れると表明したばかりですが、イスラエルはいまだに回答をしていません。

 拘束される人質全員が解放されなければ合意しないとも伝えられていて、次の軍事作戦の準備を進めることでハマスにさらなる圧力を掛ける狙いがあるとみられます。