死刑判決が確定した後に再審で無罪となった袴田巌さんの弁護団は、静岡県警や検察が違法な捜査で袴田さんを犯人に仕立て上げたとして、国と県におよそ6億円の損害賠償を求める方針を固めました。
袴田さんは、47年7カ月にわたり不当に身柄を拘束され、死刑の恐怖にさらされたことから今も精神面の変調が続いています。
弁護団は、こうした事情を踏まえて賠償額を算定しました。
再審無罪事件の国家賠償請求で6億円は過去最高額です。
訴えは、来月26日に起こされる予定です。
(「グッド!モーニング」2025年8月19日放送分より)