路線バスが急ブレーキを掛け、乗客が大けが。ひき逃げ容疑で逃げているのは自転車です。一体なぜ。
衝突したわけではありません。事故は23日夕方。京都市内を走っていた路線バスが歩道から車道に飛び出してきた自転車を避けようと急ブレーキ。自転車はそのまま走り去ったといいます。
急停止したことで車内で立っていた57歳の女性が転倒し、鎖骨を折るなどの重傷に。
自転車の人物が問われているのは、ひき逃げ。急ブレーキの原因となったとはいえ、ぶつかったわけではありません。それでも罪に問われるのでしょうか。
元千葉県警交通事故捜査官 熊谷宗徳さん
「バス車内の転倒事故の原因を作った自転車に過失があると…自転車が第一当事者。ひき逃げの被疑者と…」
バスの車内でけが人が出たことを自転車の人物が知らなかったとしてもでしょうか。
元千葉県警交通事故捜査官 熊谷宗徳さん
「すぐに自転車を止めて、けが人はいなかったですかと確認しなければいけない。そのまま走り去ってしまえば負傷者を救護しなかった救護義務違反と報告義務違反が加えられて、ひき逃げという事件の被疑者に。気付かなかったっていうのは認められない言い訳になる」
自転車の人物は男性とみられ、ラフな服装。自転車は黒のスポーツタイプだったといいます。