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何者かがルビオ米国務長官装い連絡 AIを使い偽の音声作成 目的は情報入手か

国際

 何者かがAI(人工知能)を利用し、アメリカのルビオ国務長官を装って3カ国の外相らと連絡を取っていたとワシントン・ポストが報じました。

 ワシントン・ポストによりますと、民間のチャットアプリ「シグナル」で何者かがアメリカのルビオ国務長官を装ったアカウントを作成し、3カ国の外相を含む少なくとも5人の高官らと連絡を取っていたということです。

 やり取りでは、AIで作成されたルビオ国務長官の声に似た音声などが使われていたと報じています。

 現時点で容疑者は特定されておらず、情報入手を目的として各国の有力な政府職員を操ろうとした可能性が高いとみて捜査が進められています。

 国務省のブルース報道官は8日、「情報保護の責任を重く受け止め、再発防止のためにサイバーセキュリティー対策の強化に継続的に取り組んでいる」と述べました。