モンゴルを訪問中の天皇陛下が、国連で開かれた水と災害に関する会合にビデオでメッセージを寄せられました。
天皇陛下
「様々なレベルでの協力とパートナーシップを進めることの可能性に一人ひとりが気付き、行動を起こすことが今こそ求められているように思います」
ニューヨークの国連本部で上映されたのは、モンゴル訪問前に皇居の御所で収録された英語でのビデオメッセージです。
その中で、天皇陛下は地球温暖化が進行し、洪水や干ばつなどに人類が直面していると指摘されました。
そのうえで、自らが撮影した滋賀県にある西野水道の写真などを示しながら、およそ180年前に地域の人々が協力して、洪水を防ぐ放水路を完成させた実例などを紹介されました。