核兵器のない世界の実現へ 国連NPT準備委で被爆者や広島・長崎市長が訴え

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 ニューヨークの国連本部で開催されているNPT=核拡散防止条約の準備委員会で、広島の被爆者らが核兵器の廃絶を訴えました。

被団協 金本弘代表理事
「1970年の発効後、半世紀も経つNPTは無期限に進展のない議論を進めるのでしょうか」

 生後9カ月の時に広島で被爆した金本さんは30日、「NPTの役割に大きな期待を寄せている」と述べました。

 その後、広島市と長崎市の両市長が、核兵器のない世界の実現を訴えました。

松井一実広島市長
「対話による平和的解決に向けた外交政策への転換によって核軍縮・不拡散措置を誠実に進めるよう期待します」

鈴木史朗長崎市長
「核兵器は絶対に使ってはならない。人類が核兵器のリスクから免れる唯一の手段は『廃絶』しかないのだ」