「最も重大な変化をもたらした」トランプ大統領 就任100日 成果アピール

国際

 アメリカのトランプ大統領は就任から100日を迎え、支持者を集めた集会で自らの成果を主張しました。現地から報告です。

 (梶川幸司記者報告)
 トランプ大統領は就任100日の舞台に、自動車の町・デトロイトを選び、製造業と雇用の復活をアピールしました。

アメリカ トランプ大統領
「わずか100日で、私たちはこの100年で最も重大な変化をワシントンにもたらした。アメリカの黄金時代を迎えようとしているのです」

 トランプ氏はきょうまでに140本近くの大統領令を発令し「アメリカ第一」で推し進める強引な手法は国の内外に大きな衝撃を与えました。

 きょうの演説では日本企業に対して、アメリカ国内で自動車を生産するよう求めたほか、中国に対しては、関税によって「史上最大の雇用の略奪」に終止符を打つとたんかを切りました。

 ただ、関税によって市場の動揺は続いたままで、世論調査では経済運営への評価が軒並み低下しています。

 集会では熱烈な支持者の多くが90分もの間、立ったままで演説を聞いていた一方で、会場には空席も目立ちました。

 トランプ政権が続く4年間でどんな混乱が待ち受けるのか、この100日は始まったばかりです。