強盗殺人未遂などの罪に問われている元・野村証券社員の男の裁判で、現場を調べた専門家が当時の様子を「致命的状況だった」と話しました。
野村証券の元社員の被告(30)はおととし7月、顧客の80代夫婦が住む広島市内の住宅で現金合わせて約2600万円を奪いその後、妻(当時84歳)がいる部屋に火をつけ殺害しようとした罪などに問われています。
12日の公判では火災現場を調べた燃焼工学の専門家が、現場の様子や部屋に煙が充満していたという妻の証言から、妻が避難した時は非常に危険な状況だったと考えられると話しました。
一方、被告の男は盗んだ現金入りのバッグが燃えて失くなったことになればいいと考え火をつけたと話しましたが、「大きく広がらないだろうと思った」などと殺意を否定しました。