県内1年間の特殊詐欺の被害額が初めて20億円を超えたことが分かりました。
また有名人の写真を使った広告などによる投資詐欺も急増しています。
県警によりますと、1月から先月までの特殊詐欺の被害額は、県内で約22億4000万円となり、2014年の16億3500万円を
大きく上回る過去最悪を更新し続けています。
特に警察官をかたる人物が金銭を要求する詐欺が被害総額のおよそ70%を占めているということです。
また先週、竹原市出身で投資家の桐谷広人さんがこんなコメントを発表しました。
「私、桐谷広人から皆さんに、LINEで友達になりましょうとか、儲かる株の情報を教えましょうと呼びかける事は絶対にありません」
実際にインスタグラムで見つかったニセの広告には、まるで桐谷さん本人が投資を呼びかけているような文章が書かれています。
この広告を開くとLINEに誘導され、本人を名乗る人物から嘘の投資話で金銭を要求されることがあるといいます。
インターネット上の広告で有名人をかたる投資詐欺の急増をうけ、県警は「投資に関する広告は簡単に信用しないでほしい」と注意を呼びかけています。