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被爆証言をもとに高校生が描く「原爆の絵」 共同制作始まる 広島

広島

被爆者の記憶に残る光景を高校生が「原爆の絵」として描く共同制作が始まりました。

「原爆の絵」は基町高校の生徒と被爆者が直接話し合い、約8カ月かけて制作するものです。
2007年から毎年制作され、今年は被爆者7人と生徒14人が14点をつくります。

これまでに完成した222点は原爆資料館におさめられていて、被爆者らの証言活動や展示会に活用されています。

被爆体験証言者 新井俊一郎さん(93)「絵が残るでしょ、私がいなくなっても。これが一番だと思う。だから原爆、ヒロシマを後世に伝え残すために彼女と絵に託します、私の気持ちを」

基町高校1年 吉原彩葉さん「自分が見ていない景色だけど(説明を聞いて)なんとなくどういうふうに見えたか想像ができて、すごく頑張ろうと思いました」

作品は来年6月ごろ完成し、披露される予定です。