蜜月関係を続けていた自民公明の連立政権。10日、突然の解消発表で広島県内の政界にも衝撃が走っています。
公明党 斉藤鉄夫代表「自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることにしたいと思います」
突然の発表となった26年におよぶ自公連立の解消。
自民党の高市総裁は不満を明らかにしました。
自民党 高市早苗総裁「一方的に連立政権からの離脱を伝えられました」
斉藤代表と地元を同じくする広島選出の国会議員は。
国民民主党 福田玄議員「ある意味では政治のターニングポイントになるなと思っています。今までとは違った枠組みの新しい動きが出てくると思っています。選挙戦における影響は未知数ではありますが、しっかりお一人お一人と連携をとりながら声を聞いていきたいと思っています」
日本維新の会 空本誠喜議員「びっくりしました。それが第一声です。(今一番やらないといけないのは)年金暮らしのお年寄りの生活を、まず政治が支えていかないといけない。政治空白は作っちゃいけない。しっかり早く総理を決めて、内閣を固めて対策をうたないと」
立憲民主党広島県連の佐藤公治代表は「重い決断をしたことに関しては深く敬意を表し、国民の皆さまのためになる政治のスタートにしたい」としています。
岸田文雄元総理大臣「いま政治は混沌としています」
12日、広島市内で政治資金パーティーを開催した自民党の広島県連。
寺田稔議員「(政治とカネの問題は)公明党さんにとっても、もう我慢の限界だったんだと思います」
今後の選挙協力について懸念する声も。
自民党広島県連 平口洋会長「困ったなの一言ですね。向こうもけんか腰ではないですからね。歴史によってそれぞれの地域があるから歴史を重んじてやるということですからね」
連立解消を発表した場では。
公明党 斉藤鉄夫代表「国政選挙における党同士の選挙協力はいったん白紙とします。わが党が擁立する衆議院小選挙区候補への自民党からの推薦は求めません。自民党候補への推薦も行いません」
選挙でも歩みをともにしてきた両党。
公明党 広島県本部 栗原俊二代表「自民党・公明党の議席が最大の議席となるために、私たち公明党として全力で戦ってまいります」
党本部間の調整で斉藤代表に3区の候補者の座を譲り、2度「比例」での当選となった石橋林太郎衆院議員は。
石橋林太郎議員「(離脱関係なく)私としては引き続き支部長になること。小選挙区からの出馬をしっかりと目指していきたい」
混迷を極める政局。広島への影響も不透明です。