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ことし７月に行われた参議院選挙をめぐる「一票の格差」訴訟で、弁護士らのグループが参院選は憲法違反だとして広島高裁に提訴した裁判が始まりました。

この裁判は広島と山口の有権者２人と弁護士のグループが、それぞれの県選挙管理委員会に対して参院選の無効を求めたものです。

裁判で原告側は「前回の参院選の格差は最大で３・０３倍で、今回は最大３・１３倍に拡大している」とし、「日本は非人口比例選挙となっていて、世界基準の方法からも逸脱している」と主張しました。

これに対し被告側は「格差は３倍程度で推移していて拡大傾向とは言えず、著しい不平等状態にあったとは言えない」と請求の棄却を求めました。

判決は来月２５日に言い渡されます。