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「パニックになった」刑務官蹴り打撲負わせたか 受刑者(30代)書類送検 広島

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広島刑務所で、服役中の受刑者が刑務官の腹部付近を蹴り、けがをさせたとして20日、書類送検されました。

30代の男性受刑者は先月4日、広島刑務所の男性刑務官(40代)の腹部付近を左足で蹴って職務を妨害し、全治9日の打撲を負わせた疑いがもたれています。

男性刑務官は、男性受刑者が刑務所の単独室で騒音を立てたため、別の部屋に移動させようとしたところ、蹴られたということです。

刑務所によりますと、男性受刑者は容疑を認めたうえで「パニックになった」と供述しています。

広島刑務所の庄内谷三紀所長は、「このような事件が発生したことは誠に遺憾。今後も施設内における犯罪行為には厳正に対処し、適正な施設運営に努めたい」とコメントしています。