七宝焼を用いた壁面アートを手がける被爆者の田中稔子さんのミュージアムが広島市東区でオープンしました。
壁面七宝作家の田中稔子さん(86)は金属板にガラスの粉末を焼き付けた工芸品・七宝焼にステンレスを組み合わせた壁面アートを考案し、約60年間で60作品ほどを制作しました。
作品には6歳で被爆した体験を取り入れ、平和へのメッセージも発信していて
NPOなどの協力で自宅の一部を改装し、12作品を展示したミュージアムとして21日オープンしました。
田中稔子さん「作品として命をもらった」「原爆ですごいものを見てしまったトラウマの解消と今では祈りの世界となっている」
ミュージアムは完全予約制で1回につき90分間まで鑑賞でき、ホームページから予約ができるということです。