三原市本郷町南方の産業廃棄物処分場について、水質汚染を訴える地元住民らが県や業者に説明会を求める陳情書を提出しました。
本郷産廃処分場をめぐってはこれまで数回にわたり、水質汚染によって搬入中止などが行われていました。
3日、隣接している三原市や竹原市の町内会などから9人が県庁を訪れ、湯崎知事に対する陳情書を提出しました。
陳情書では汚染の原因究明と、県や業者が地元住民へ説明会を開くことなど13の要望が記されていて、
住民らは湯崎知事と対談する機会をつくることも求めたということです。
三原・竹原市民による産廃問題を考える会 岡田和樹共同代表
「湯崎知事の最後の政治判断をしてもらえる部分がないか、ちゃんと話をしたいということで、議長にも実現させてほしいと伝えた」
本郷産廃処分場では、浸透した水から法定基準値を超える汚染物質が検出されるなど、
これまでに3度の基準値超過があり県から4度の行政指導を受けています。
県は関係機関と陳情書を共有した上で、必要な対応をとっていくとしています。