旬を迎えている夏野菜。毎日続く猛暑で一部では異変が起きています。収穫時期を迎えるナス農家を取材しました。
太田朱香記者「暑さの影響で夏の定番野菜ナスに異変が起きています」
東広島市でナスを栽培するこちらの農家ではスーパーでよく見かける中長ナスを中心に育てています。トマトやキュウリといった夏野菜の中でも暑さに一番強いとされるナスですが、猛暑の影響が出始めています。
ナス農家 仲田匠吾さん「曲がっているというのとこのあたりとかがほぼ光沢がない。艶なしなのでこういうのがあまりよくない」
正常に育ったナスに比べ暑さで大きく曲がっています。その原因は…
仲田匠吾さん「水不足ですね。この暑さで花の数も少ないですし、水不足による曲がり、実の曲がりとかが多い」
今年、中国地方が観測史上最短かつ最速で梅雨明けしました。
例年6月前後に収穫時期が始まりますが、今年は早くから暑かったこともあり5日ほど早くなりました。
JAひろしまによると、先月末時点でのナスの出荷量は県内全体で2.6tと去年の1.7tに比べて大幅に増えているといいます。
90%が水分のナス。いかに水を与えるかが課題となっています。
ナス農家 仲田匠吾さん「ナスも人間と一緒で夏バテ気味ですね。水管理とかできる管理をしっかりしていけたらなと」