広島市の松井市長は1日、原爆の日に読み上げる平和宣言の骨子を発表しました。
広島市 松井一実市長「若い世代には、安全保障や核兵器は非人道的な結論と課題であると正しく自覚した上で、自分たちが日常生活の中でできることを見つけて行動してほしい」
今年の平和宣言では、被爆者の体験や言葉を用いて、平和への思いを伝えるほか、自国を守るための核兵器保有についての指摘や、若い世代へ平和文化を広げていくことへの必要性も訴えるということです。
日本政府に対しては、来年開かれる核兵器禁止条約の第1回再検討会議のオブザーバー参加を求めていく内容にするとしています。
松井市長は「ネバーギブアップ」、伝え続けることをあきらめないという、姿勢が大切だと話しました。