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海水浴中…津波フラッグに注目!「水は5cmで溺れる 怖いもの」

広島

レジャーシーズン到来で訪れることも多い海水浴場。

瀬戸田サンセットビーチ 播井宏生副支配人「水は5cmあれば溺れる。20~30cmあれば足がすくわれるような力をもっているので、水は怖いものだと皆さん覚えておいてほしい」

30日に国内の広範囲に発表された津波警報。もし海で遊んでいた時、津波から命を守るため何に注目すればいいのか、その鍵を握るのが…

瀬戸田サンセットビーチ 播井宏生副支配人「これが津波フラッグです。(津波)警報が出たときに遠方にいる人にお知らせするために
ビーチから見える場所に立てる」

この海水浴場では縦120cm、横160cmの旗が5年前から常備されています。

しかし穏やかな瀬戸内海で海水浴場を運営する播井さんからこんな声が…

播井宏生副支配人「(瀬戸内海は)ほとんど波がない状態なので、逆にこちらの方は津波とか変動にちょっと反応が遅い」

実際、旗の意味を知っているか聞いてみたところ…

来場者「なんですかね?分かりません。あれ以上旗より向こうに行っちゃいけないみたいな?」

声をかけた来場者のほとんどは知りませんでした。そのため他の方法での情報伝達も欠かせないといいます。

瀬戸田サンセットビーチ 播井宏生副支配人「津波の警報が出ています。直ちに海から上がってくださいという管内放送を含めて一緒にこれを立てる」

さらに、気がついていない人には個別での声がけも徹底しているということです。

播井宏生副支配人「海は楽しいところですが、皆さんが思っている以上にすごい力を持っている。思わぬところまで流されることもあります。水分補給や休憩をしっかりとっていただいて楽しく遊んでいただきたい」