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児童を羽交い絞め 男性教師に無罪判決

広島

男子児童を羽交い絞めにした暴行の罪に問われている男性教師に、無罪判決が言い渡されました。

判決文などによりますと、男性教師は去年5月、勤務していた福山市の小学校で、掃除時間に校庭で遊ぶ男子児童を注意しました。

児童は逃げ回り、左腕をつかむなどして捕まえたあとも、足を蹴るなど暴れたため、羽交い絞めにした暴行の罪に問われています。

広島地裁福山支部は、
「肉体的苦痛を与えるために行われたのではなく、問題ある行動を繰り返していた児童に対して口頭による指導を行うために、その場にとどめようとしたもの」
などとし、無罪判決を言い渡しました。
広島地検は「判決内容を精査し、上級庁と協議の上適切に対応したい」としています。