庄原市の住宅で84歳の女性が殺害された事件で、犯人は強い殺意を持って後頭部を執拗に何度も殴ったとみられることがわかりました。
矢田息吹記者「遺体が見つかって4日目を迎えましたが、現場となった住宅では鑑識活動が行われています」
24日午後5時半ごろ庄原市東城町の住宅で、この家に一人で暮らす矢吹定代さん(84)が何者かに頭を殴られ、死亡しているのが見つかりました。
近所の人「(矢吹さんは)きちんと鍵はかけている。回覧板を渡しに行った時も鍵がかかっているので、ピンポンを押して『お姉さんお姉さん』と」
捜査関係者によりますと、玄関は施錠されていましたが、勝手口の鍵は開いていて、室内に荒らされた形跡はみられませんでした。
矢田息吹記者「勝手口付近には、矢吹さんが育てていた玉ねぎでしょうか。そのまま残っています。その周辺で鑑識活動が行われています」
矢吹さんは頭を骨折していて死因は失血死でした。
捜査関係者によりますと、後頭部を中心に複数の傷があることから、犯人は強い殺意をもって執拗に何度も殴ったとみられるということです。
近所の人によりますと、矢吹さんは22日の夕方に勝手口から畑に向かう姿が目撃されていました。
事件が発覚し、庄原市立の小中学校は26日、20校すべてで臨時休校となりました。
27日から再開し、登下校時に警察官が見守るなどパトロールが強化されています。