6月、日弁連・災害復興委員会委員長に、広島県で活動する今田健太郎弁護士が就任しました。
弁護士の今田健太郎さんは東広島市出身の49歳。故郷の東広島市を拠点として活動しています。
日弁連・災害復興支援委員会は、阪神淡路大震災や東日本大震災、能登地震など、災害で被害を受けた被災者の生活再建などに取り組んでおり、西日本豪雨など水害被災地からの委員長の就任は初めてとなります。
今田さんは、これまで15の専門家団体で構成する広島県災害復興支援士業連絡会の会長をつとめ、県や社協などと連携し、被災者の復興に寄り添う活動や、地域の防災計画作りなどに専門家を派遣するなど、幅広い支援活動を続けてきました。
日弁連・災害復興委員会委員長の就任に際し今田さんは次のように抱負を述べました。
「平成26年広島市豪雨・平成30年西日本豪雨という、二度の大規模水害の支援経験のノウハウを活かしつつ、全国どこに住んでいようとも、地域や災害の規模にかかわらず、被災された方々が、等しく、弁護士ら専門家による支援を受けることができる仕組み作りを構築したい。
また、災害関連死の防止や、生活再建の後方支援の拡充という観点から、設置が進められている防災庁が、災害から国民の命と財産を守る司令塔としての省庁となるべく、過去の災害の教訓を踏まえ、国や支援団体とも協働しながら、積極的に提言をしていきたい。」