アストラムライン開業以来、30年あまり多くの人を乗せてきた6000系車両が18日に引退を迎えました。
和田萌花記者「6000系車両が引退を迎えます。ホームには多くのファンが駆け付けています」
開業から多くの人を乗せてきた6000系車両。新型車両への入れ替わりが進み、最後の1編成がラストランを迎え、本通駅には多くのファンが集まりました。
子ども「走る時の音がかっこいい。いっぱい乗って大好きになった」「無くなるのはさびしいです。ありがとうの(気持ちを込めて)乗ろうと思います」
車体には「ありがとう6000系」の文字。さらに電光掲示板には感謝のメッセージが映され、多くのファンがその瞬間をカメラに収めていました。
「30年間本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んでねという気持ちでいっぱいです」
アストラムラインは1994年に開業。本通駅から広域公園前駅までの18.4kmを結び、広島市中心部の渋滞解消や通勤通学の利便性に大きく貢献しました。
出発5分前…多くの人が最後の6000系車両に乗り込みました。そして…「出発!」
午後6時、最後の運行がスタートしました。ホームには見送る人たちの姿も。
田川浩司 駅長「私も開業からだったので非常にさびしい思いです。皆さんに親しまれている車両だと感じています。お客さまには感謝の気持ちでいっぱいです」
多くの広島市民に愛された6000系車両。「ありがとう」その思いが詰まったラストランでした。