広島の小学校でも「ラーケーション」平日に休んで旅行などへ

広島

今年のゴールデンウィークは飛び石連休で、家族での遠出が難しい人もいたのではないでしょうか。

そんな中、家族と過ごすために学校を休む「ラーケーション」が広島県内でも始まっています。

ゴールデンウイークの休日に挟まれた平日の2日、広島市中区の安田小学校では子どもたちがいつも通り授業を受けていました。

一方で、こんな新しい制度も。

安田小学校 世羅田慎治校長「家族みんなでこういうことをやろうよ、こういう体験をやろうよという気持ちを、ちょっとでも後押しできたらということで作ったのが特別休暇制度です」

安田小学校で今年度から始まった「ファミリーメモリーズ」は、全国的には「ラーケーション」と呼ばれる制度です。

「ラーケーション」は学びの「ラーニング」と、休暇の「バケーション」をかけあわせもの。

家族との体験活動などを通じて学びを得るため、平日に学校を休んでも欠席扱いにはならないという取り組みです。

安田小学校 世羅田慎治校長「子どもたちと家族が一緒に過ごす時間を、もっと大事にしてあげられたらいいのではないかということで導入した制度です」

安田小学校では年5日まで取得でき、このゴールデンウイークに早速利用した児童も。

制度を利用した児童「自転車に乗ったり、お父さんとカヌーに乗ったり、いっぱい楽しみました。(家族との旅行は)心がぽかぽかする気持ちになりました」

安田小学校 世羅田慎治校長「学校はすごく大事なところではあるんですけど、学校以外のところでないとできないことっていうのもあると思います。ご家族のいい思い出作りに役立てていただければと思っております」