米軍の女性医師「日本で一緒に暮らしたい」SNS型ロマンス詐欺で155万円分被害 広島・三原市

広島

広島県三原市に住む60代の男性が米軍の女性医師を名乗る人物に電子マネーカードの利用権155万円分をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害が発生しました。

2月上旬ごろ、三原市の男性(60代)がフェイスブックで知り合った米軍の女性医師を名乗る人物とラインでやりとりしていたところ、「軍役で得た報奨金が約1億ドルある。日本で一緒に暮らしたい。報奨金入りの金庫をそちらに送る。業者の手配に必要な資金援助をして欲しい。金は日本に来た際に返す」などとメッセージが届きました。

男性は犯人に指示されるまま、26回にわたりコンビニエンスストアで電子マネーカードを購入し、その都度犯人にカード番号を伝え、総額155万円分の利用権をだまし取られました。

金庫が届かないことを不審に思った男性が三原署に相談し事件が発覚したということです。

155万円分の電子マネーカードはすでに使われていました。

男性のラインには犯人から女性になりすましたパスポートの写真が送られてきたということで、警察は「金にまつわる甘い話には気を付けてほしい」と注意を呼び掛けています。