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「第4種踏切」広島県内の対策は

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群馬県内の踏切で9歳の女の子が列車と衝突し死亡する事故がありました。遮断機や警報器がない踏切「第4種踏切」での事故について、広島県内ではどのような安全対策がとられているのでしょうか?

6日、高崎市山名町にある上信電鉄の踏切で、9歳の女の子が列車にはねられ死亡する事故がありました。運転士は女の子が犬を追いかけて踏切内に入ってきたと話しているということです。事故があったのは「第4種踏切」で遮断機と警報器がありませんでした。

広島県内でも2018年に福山市で小学4年の女の子が列車にはねられ死亡するなど、2018年以降第4種踏切での事故が4件起きています。

JR西日本は第4種踏切の安全対策について、直接手でゲートを上げ下げする「踏切ゲートlite」の設置を始めました。県内に第4種踏切は87カ所あり安佐北区など4カ所で導入されています。

JR西日本によりますと列車が近づいてくる音は聞き取りにくく、第4種踏切では立ち止まらず渡ってしまうケースが多いということです。

JR西日本常務執行役員中国統括本部 藏原潮本部長「踏切ゲートliteをいれることで9割以上の方が右左を見てもらえる。列車がきているきていないが分かる」

JR西日本では今年度中に県内16カ所へ踏切ゲートliteを設置する予定です。