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福山通運で入社式 「2024年問題」輸送量減に秘策も 福山市

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いわゆる物流の2024年問題に直面する県内の運送会社で入社式が開かれました。ピンチをチャンスに変えるため秘密兵器が導入されます。

福山市の福山通運で入社式が行われ、事務職や運転手ら165人が新生活をスタートさせました。

福山通運 小丸成洋社長「物流の2024年問題をチャンスとして捉えあらゆることに好奇心を持って仕事に臨む姿勢が大切だと思います」

運送業界ではトラック運転手の長時間労働が規制されるいわゆる「2024年問題」対策が課題となっています。

福山通運では来年の採用人数を100人程度増やし人手不足に対応する予定です。そしてトラックにも変化が…

福山通運 矢木野雅之常務「車の大型化を目指しています。後ろにあるダブル連結トラックとか、要は1人当たりの輸送能力を上げていく」

2017年に導入されたダブル連結トラック。ながい車体の全長は25m!1台で大型トラック約2台分の輸送ができます。

後方の車両を付け替えることができ、途中で切り離して中継することで長距離の輸送にも対応できるということです。

福山通運 矢木野雅之常務「やはり(人手不足で)運べない状況があることを逆にチャンスと捉えより品質を高め、サービスの向上に努め会社の業績を伸ばしたい」