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「紅麹」健康被害 県内にも影響 広島

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小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリを摂取した人に健康被害が確認された問題で県内でも影響が広がっています。

小林製薬は紅麹成分入りのサプリを使っていた人が腎疾患で死亡したことを把握したと発表しました。使用は3年にわたっていて「死亡との因果関係が疑われる事象」だとしています。

また健康被害を訴え入院したと確認された人が76人にのぼることを明らかにしました。

この「紅麹」は食品の原料として全国に流通していたため、県内でも影響が広がっています。

原料の一部として使用していた県内のある食品メーカーでは供給元の別の会社から「該当する可能性がある」と連絡を受けすぐに販売を停止して自主回収を始める準備をしていました。

しかし26日に供給元の会社から「小林製薬から文書が届き、原料として使用していた『紅麹』は害がないことが分かった」と連絡があり、再度対応を検討しているということです。

県内の保健所によりますとこれまでに健康被害の相談は来ていないということです。