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大規模買収事件 現金授受の元広島市議 控訴審も無罪主張 広島

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被買収の罪に問われている元広島市議の控訴審が始まりました。

元広島市議の谷口修被告(77)は2019年の参議院選挙で、河井克行元法務大臣から妻の案里氏を当選させるための報酬として現金50万円をうけとった罪に問われています。

広島地裁は公選法違反を認め、谷口被告に罰金40万円などの有罪判決を言い渡しました。

12日の控訴審で弁護側は、受け取った現金について買収の趣旨は認められず、検察官から違法な司法取引があったなどとして無罪を主張し、検察側は控訴棄却を求めています。

また、弁護側が司法取引を裏付けるとして新たに提出した証拠の取り調べを裁判官が却下。弁護側は「裁判所の裁量を逸脱している」などと裁判官の変更を求める申し立てをしましたがこれも却下されています。

判決は5月23日に言い渡される予定です。