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能登半島地震被災地へ広島から支援続く 「災害支援ナース」第1陣・中国地方整備局のテックフォース追加派遣

広島

能登半島地震の被災地へ、広島からの「災害支援ナース」第1陣が出発しました。

「災害支援ナース」は、災害時に必要な医療や看護、感染症対策などの研修を受けた看護師で、県内では222人が登録しています。

石川県に派遣される、マツダ病院と広島大学病院の看護師4人は、石川県小松市内に18日開設される1・5次避難所で、高齢者や障がい者らの看護にあたるということです。

災害支援ナース マツダ病院 船田健一看護師長
「避難所生活でトイレに行かなかったり動かないことで合併症も発生する。看護職の専門知識を用いて介入できれば。」

広島県からは、第3陣まであわせて12人の派遣が決まっているということです。

中国地方整備局のテックフォース=緊急災害対策派遣隊の追加部隊も、17日被災地に向かいました。

中国地方整備局 正岡孝港湾空港部長
「ぜひ被災地の皆さまに寄り添って、皆さまができる事を最大限発揮してほしい。」

石川県珠洲市にある飯田港など被害を受けた港で、ドローンなどを使い、岸壁や防波堤の調査を20日まで行う予定です。

中国地方整備局 早本慎也海岸課長
「豪雨災害のときに受けた御恩を返すという形になると思う。現地の方と協力して詳しく見ていけたらと思う。」

石川県の死者は232人で安否不明者は21人となっています。(17日現在)