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高校生が制作した「原爆の絵」パネル展開催 リアルさを追求 広島

広島

原爆の実相を伝えようと、被爆体験をもとに高校生が制作した「原爆の絵」のパネル展が、広島市内で開かれています。

川村記者
「こちらは被爆者が見た光景を、時系列に展示しています。」

会場には、広島市立基町高校の生徒が被爆者の体験を聞き、1年かけて制作した、約60点のパネルが展示されています。

こちらは被爆者の山瀬潤子さんの被爆体験をもとにした絵画です。原爆投下後ケガをしながら、赤ちゃんを抱いて叫ぶ母親の姿が描かれています。

制作した高校生は「人物が主役になる絵だったのでできるだけリアルに描くことを意識した」ということです。

見学に来た男性
「ここまでリアルでしっかりと受け止めて描かれていることに驚き、考えさせられる。」

パネル展は、広島国際会議場で、2024年1月9日まで開催しています。(12月29日~1月3日は休館)