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虚偽の出張申請で不正受給疑惑 広島県警元警察官「カラ出張だった」

広島

広島県警の元警察官が上司の指示で虚偽の出張申請を行い、不正に旅費などを受け取ったとする問題で告発した元警察官が「カラ出張だった」などと経緯を語りました。

告発した元警察官「『お前らがやったことはもし公になると懲戒処分を受ける』と言われ違法行為だったと確信した」

福山市内の警察署の警備課に勤務していた元警察官の男性は2019年6月ごろから実際には行っていない出張を6回申請し、日当や旅費などを受け取ったということです。

男性は当時の上司からの指示で書類を偽造したということですが、組織的な関与があるとして県警の監察官室に自ら申告したうえで去年3月に退職しました。

告発した元警察官「娘に『警察官が違法行為をしたらおしまいじゃね』といわれ(告発しようと決めた)」

県警の監察官室は「会見内容を承知しておらずコメントする立場にない」としたうえで、「出張に関する不正な経費の請求があったのではないかという情報を得て、引き続き調査・捜査中である」としています。