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相次ぐ火事 なぜ冬場に多発? 広島

広島

県内各地で相次ぐ火事、16日も庄原市東城町で住宅7軒などが焼けこのうち4軒が全焼。1人の遺体が見つかっています。

警察によりますと、全焼した2階建て住宅に1人で暮らす90代男性と連絡が取れていないということです。

14日には佐伯区で木造平屋建ての住宅が全焼し2人が死亡するなど、今週だけで死者が発生する火事が県内で3件発生しています。

広島市消防局によりますと、昨年度管内で確認された火災252件のうち冬に発生したものは103件と約4割にあたります。(12月から3月まで)

冬の時期にのみ登場するものといえば…暖房器具です。

年間を通したばこやコンロが火元となることが多い中、冬になるとストーブが原因の火事が急増します。

また、この時期の火事件数の増加には冬の気候の特徴が関係しています。

野仲郁宏気象予報士「これから冬にかけては乾燥注意報が発表されるなど、空気がからっからの状態になりやすい。また冬型の気圧配置になったときは風も同時に強く吹くので燃え広がりやすかったりとより火災に注意が必要」

異例の夏日が続いた日々から一転。県内では12月並みの冬らしい日も増えてきています。

消防は「空気が乾燥することで火災が起こりやすい時期となる。火の取り扱いには十分注意してほしい」と警戒を呼び掛けています。