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広島県福山市鞆町「鞆未来トンネル」 完成は1年遅れる見通し

広島

福山市鞆町中心部の渋滞緩和を目的にしたトンネル工事で、県は完成が1年遅れる見通しとなることを明らかにしました。

鞆未来トンネル工事は、風光明媚な観光名所・鞆の浦がある鞆町の架橋計画廃止に伴い進められている工事です。
12日、住民およそ40人が参加した説明会で、県はトンネル完成が1年遅れることを初めて住民に説明しました。

鞆未来トンネルは、当初、2024年3月末の完成を予定していましたが、接続道路などの工事で岩盤が固いことなどから工事に遅れが生じ
2025年3月末への完成見込みへと変更したということです。

県東部建設事務所の栢英彦所長は
「少しでも早くできるような工事の工夫も検討して、実施しているところもある。
そのようなこともしながら、一日でも早い完成を目指していきたい」
と述べました。

トンネル工事では全長2.1キロのうち東側ではおよそ720メートル、西側でおよそ185メートルの掘削を終えているということです。