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台風14号3連休直撃 広島県内に様々な影響(19日午後5時現在)

広島防災・災害

3連休をおそった大型の台風14号。広島県内を暴風域に包み込み、東へ向かって進んでいるとみられます。

廿日市市津田と安芸太田町石黒山では、24時間の雨量が350ミリを超えるなど県内3地点で観測史上最大となりました。大竹市と北広島町でも9月の観測史上最大の雨量となっています。

広島県内全域に大雨警報が出ているほか、土砂災害警戒情報が広島市の6つの区のほか廿日市市や大竹市などあわせて4市3町に発表されています。

また広島市は安芸太田町や北広島町で降った雨により、太田川水系の水位が上がったとして、安佐北区の3388世帯7004人を対象に警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表しました。

大竹市も玖島川が氾濫するおそれがあるとして、栗谷町一部地域の221世帯385人を対象に「緊急安全確保」を発表しました。

広島市安佐動物公園は園内の一部が陥没し、20日も休園します。復旧見込みは分からず、20日に調査を行うこととしています。

消防によりますと、午前10時半ごろ廿日市市浅原で82歳の男性が鳥小屋を見に行った後行方が分からなくなったということです。近くの水路に落ちた可能性もあるとみて捜索が続いています。

19日午後2時現在で、広島市や呉市など50万5353世帯の約105万人に警戒レベル4に相当する「避難指示」が発表されました。

広島地方気象台は土砂災害や低い土地の浸水河川の増水などに厳重に警戒するよう呼び掛けています。