俳優の高嶋兄弟(※高=はしごだか)の母であり、高島忠夫さんの妻でもあった、寿美花代さんが亡くなりました。94歳でした。宝塚のトップスター出身で、晩年はうつ病を発症した忠夫さんを支えた体験を積極的に発信していました。
妻として。
寿美花代さん
(Q.夫婦円満の秘訣は)
「思いやり」
高島忠夫さん
「きれいなこと言えるね、あなたは」
そして、母として。
夫・高島忠夫さん
「衣装見てください」
息子・政宏さん
「16歳の時からスタイルが変わらない」
寿美花代さん
「明日36歳になります」
芸能一家として知られる“高島ファミリー”を支え続けた寿美さん。今月3日、老衰のため亡くなりました。94年の生涯でした。
1948年、宝塚歌劇団に入団した寿美さん。星組の男役トップスターとして活躍しました。退団後、俳優の高島忠夫さんと結婚。夫婦でテレビ番組の司会を務めるなど“おしどり夫婦”として親しまれました。
寿美花代さん
「横にいると、私はしゃべらなくなっちゃう。しゃべると、こっちがね『なんであんなこと言うたんや』『あんたの言い方おかしい』すぐ批評するから、しゃべらない」
高島忠夫さん
「結婚した時は無口な二枚目と結婚したのが、いつのまにかしゃべるおっさんが横にいる」
息子の政宏さん、政伸さんも現在、俳優として活躍しています。高島ファミリーが全員そろってコンサートを行うこともありました。しかし、家族の歩みは順風満帆だったわけではありません。1998年、忠夫さんがうつ病を発症しました。寿美さんは仕事を続けながら自宅で介護を始めました。
寿美花代さん(朝日新聞 2014年7月18日)
「仕事から帰って、彼がソファから立ち上がると、ソファがぽっこりへこんでいるの。一日中、座って私を待っていたんだなって。私は切なくて、トイレに行ってわーって泣いて。それからローズの口紅を塗って、彼のもとにいって笑顔をみせて」
寿美花代さん
「『頑張って』これは言わなかったんです。淡々と普通にやっていた」
2014年には宝塚歌劇団殿堂入りを果たしました。葬儀は家族のみで執り行われたということです。