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「トランプ政権関係者が標的」夕食会銃撃事件の一部始終 容疑者は31歳LA塾講師

国際

トランプ大統領が出席した、記者会主催の夕食会会場で発生した銃撃事件。事件直後、トランプ大統領の記者会見を中継していたテレビ画面には、身柄を拘束された容疑者の姿が。トランプ大統領は自身のSNSに襲撃の様子をとらえた映像を投稿しました。逮捕された容疑者は「トランプ政権の関係者が標的だった」と供述していると、アメリカメディアが報じています。

■トランプ氏標的?銃撃の真相

日本時間の午前9時すぎ、ワシントンのホテルで開かれた夕食会に登場したトランプ大統領。その、さなか銃声が…
銃声「ドンドンドン」
複数回の発砲音が聞こえ、会場は一時騒然となりました。トランプ大統領は会場から退避し無事でした。
会場の外では、さらにはっきりと銃声が聞こえました。逃げ惑う夕食会の参加者たち。
銃を構えた警備担当者が駆け付けます。
「どこから侵入したんだ」
「あっちだ」
(トランプ大統領)「こういうことが起きるのは、いつでも衝撃的なことです。私の右側にはファーストレディがいて、何か音がした。最初は、皿が床に落ちたのかと思った。何度もその音がしてかなり大きな音だった。それは銃声でした。すぐにそれを理解した人もいれば、そうでない人もいました。ある男が複数の武器を携えて警備チェックポイントに突入したが、シークレットサービスの非常に勇敢なスタッフによって制圧されました。 透明性をもち、明確に彼らの迅速な行動を伝えるために、その映像を公開しました」
これはトランプ大統領自身が事件発生直後にSNSに投稿した防犯カメラの映像。
容疑者とみられる男がセキュリティチェックを猛スピードで走り抜け、警備員が銃を構えて追いかける様子が映っています。
「FBIが今行く」
FBI捜査官に続いて階段を上がると…規制線の先には大勢の警備員らの姿が。
容疑者とみられる男はシークレットサービスの職員によって取り押さえられたといいます。

カリフォルニア州出身のコール・トーマス・アレン容疑者、31歳です。
(トランプ大統領)「警備員1人が撃たれました。彼は非常に良い防弾ベストを身につけていたので助かりました。 彼は、高威力の銃で、かなり近距離で撃たれました。」
Q.今夜の標的はあなただったと思いますか?」
「そうでしょうね」
Q.何か政治的動機があるのでしょうか?
「わからない。明日かその翌日までには伝えられるだろうと思う。彼は拘束されており、多くの尋問を受けている」
これまでにもたびたび銃による襲撃を受けているトランプ大統領。
容疑者の動機は、何だったのでしょうか?

■銃撃の瞬間…トランプ氏は壇上に

ホワイトハウスの記者会が主催した夕食会。
ヘグセス国防長官やルビオ国務長官。バンス副大統領など、政権の主要メンバーがそろって参加していました。
100年以上の歴史があり、現職大統領がユーモラスなスピーチをするのが恒例の夕食会。メディアをフェイクニュースと呼び、敵視してきたトランプ大統領はこれまで参加したことがなく、何を発言するのか注目が集まっていました。
トランプ大統領が登場してから20分後。事件は、歓談中に起きました。警備担当者がすぐに大統領の前に立ちふさがります。
バンス副大統領はすぐに退避しましたが、トランプ大統領はまだ壇上に…ステージ上でしゃがみこみます。周囲をガードされて、その場から離れました。
会場の外に向かうヘグセス国防長官。その横で身をかがめ、周囲の様子をうかがうベッセント財務長官の姿も映っていました。
Q.何が起きたかわかりますか?
(ヘグセス国防長官)「…」
「みなさん出てください。出なくてはいけません。」
CNNによると、政権の主要メンバーが1カ所に集まるため夕食会の警備は「国家安全保障上の重大な事態に匹敵するレベル」だったといいます。
(夕食会に出席した検事)「私はワシントンヒルトンホテルにいます。銃声が聞こえた後、会場から避難させられました。シークレットサービスが現在ホテルの警備を担当しています」

■「大型の銃を…」現場キャスター目撃

CNNは次のオリンピックに関するニュースVTRを中断して速報しました。
「放送は始まっていますか?騒動が起きたことがわかりました。会場で大きな音が聞こえました」
会場にいた記者が床に伏せた状態で中継します。
Q.ブライアンお願いします、聞こえますか?
(CNN ブライアン・ステルター記者)「正直に言うと何が起きているか分かりません。会場内でテーブルの下に隠れている人がいます。たくさんの警備員が椅子の上に登りながら通っていきます。立ち上がっている人がいて会場の外に出ていく人も見えます」
Q.騒動になったのは音が聞こえたから?
「私は大きな音が聞こえました。夕食の皿が床に落ちる音だと思いました」
会場にいたCNNのキャスターは、容疑者が発砲し、その後、取り押さえられる様子を目撃していました。
(CNNキャスター ウルフ・ブリッツアー氏)「私は大型の銃を見ました。どんな種類の武器かはわかりません。非常に大きな音が聞こえました。本当に恐ろしかった。男は武装し発砲したんです。数分後には警官が男に覆いかぶさりました。私を守るために私の上にも覆いかぶさった。私も撃たれていた可能性があった。私が聞いた銃声は3~6発だったと思う。バンバンバンバンと。少なくとも1人が銃で武装し、入り口のドアまで約60~90cmまで到達した。」

■警備態勢は?“保安検査”は1回

銃撃が起きたホテルは、ホワイトハウスから、約2キロ。車で10分ほどの場所にあります。
事件の発生直後、ホテルの周辺も騒然としていました。
(梶川幸司支局長)「現場となったホテルから200mほど離れた場所にいます。事件から2時間ほど経ちましたが、現場には今も多くの警察車両が並び、規制が続いています。」
梶川記者が夕食会の会場に到着した時、セキュリティチェックは会場入り口付近の一度だけでした。ステージに向かって左手側にあったセキュリティチェック。記者はステージから離れたこのテーブルにいました。
(梶川幸司支局長)「晩餐会は中断され、会場はまだ騒然とした状況が続いています。トランプ大統領はステージをすでに離れています」
(トランプ大統領)「会場には記録的な数の人々がいたが愛と結束に満ちていました。今晩の出来事を受けて すべてのアメリカ人に決意を新たにしてほしい。我々は平和的に意見の相違を解決しなければならない」

■容疑者「トランプ政権関係者が標的」

地元の警察は会見で―。
(地元警察)「容疑者はショットガン、拳銃、複数のナイフを所持していました。1名の米国の警察官が防弾チョッキを撃たれたことも分かっています。治療のため地元の病院に搬送され、現時点で容体は落ち着いているようです。容疑者に銃弾での負傷はありませんでしたが、検査のため地元の病院に搬送されました。現時点では、彼は単独の銃撃犯で、一般市民に対する危険性は見られません」
(CNN)「ホワイトハウスの記者夕食会で混乱を招いた銃撃犯の容疑者は現在拘留中です。情報によると、カリフォルニア州・トーランスのコール・トーマス・アレンだと身元が判明したとのことです。30代の男性です」
銃撃事件を起こした、コール・トーマス・アレン容疑者はどのような人物なのか―。
容疑者の自宅があるのは、アメリカ西海岸、カリフォルニア州ロサンゼルスの郊外。
(力石大輔記者)「今 警察がですね容疑者の自宅に到着しました。容疑者の自宅周辺なんですけども、あまりにもメディアが多いということで地元の警察が来て規制線を張ろうとしています、普段は閑静な住宅街ということで現場も混乱してきました」
CNNによると容疑者は学習塾の講師として働き、SNS上ではゲーム開発者を自称していたと言います。
名門のカリフォルニア工科大学の卒業生で、在学中の2017年には車いす用の緊急ブレーキの試作品を開発したことで地元のニュースに取り上げられたそうです。
おととしの大統領選挙では、民主党のカマラ・ハリス候補に、25ドル、日本円で約4000円を寄付した記録もあると言います。
(力石大輔記者)「FBIの捜査員も到着しましたね、警察官が規制しFBIの捜査員が容疑者の自宅の前に到着しました、これから家に入って家族に事情を聞く模様です」
事件前から夕食会のホテルに宿泊していたというアレン容疑者。アメリカのCBSテレビは、容疑者は「トランプ政権の関係者が標的だった」と供述したと報じています。
Q.大統領、容疑者は何か発言したり、動機を示すものを身につけていましたか?
(トランプ大統領)「いいや。彼は取り押さえられた時、かなり邪悪な顔をしていた。彼は激しく抵抗していた。捜査員は彼を単独犯だと考えているようだ。私もそう感じる。我々は今後30日以内にもう一度開く。もっと盛大で素敵なものにする。誰にも社会を乗っ取らせない。何もキャンセルしない」

■トランプ氏「影響力持つ人が標的に」

おととし7月、ペンシルベニア州の選挙集会で演説中に銃撃されたトランプ大統領。右の耳にけがをしました。
その2カ月後の9月にはフロリダ州のゴルフ場でも銃による襲撃を受け…
今年2月にもフロリダの邸宅に武装した男が侵入し、射殺されています。
Q.なぜこのようなことがあなたに繰り返し起こるとお考えですか?
(トランプ大統領)「私は暗殺事件について勉強しました。最も影響力のある人々、最も大きな成果を上げている人々、例えばリンカーン元大統領などがこのようなことを経験し、暗殺されている。しかし最も多くのことを成し遂げ、最大の影響力を持つ者こそが、標的となる。大したことをしていない人間を狙うことはない。名誉に感じると言うのは嫌だが、私も多くを成し遂げ、大きな成果をあげてきた。我々はこの国を変えてきた。だが多くの人がそれをよく思っていない。それが答えだと思う。何もしない人には起きないことだ。これが私のイラン戦争での勝利を妨げることはない。」

■トランプ氏 “代表団派遣”を中止

トランプ大統領は夕食会の直前、イラン側と協議する予定だとしていた代表団のパキスタン派遣を中止すると明かしていました。
(トランプ大統領)「我々は訪問を中止した。主導権は我々にある。不十分な文書のために15時間も飛行機で往復させるつもりはない」
イランのアラグチ外相が24日に仲介国パキスタンに入り、ホワイトハウスは、後を追うように、ウィトコフ中東担当特使らを派遣するとしていました。
しかし、アラグチ外相はパキスタンのシャリフ首相らと会談後、「イランの立場を伝えた」としてアメリカの代表団を待たずに、出国してしまいました。
あくまで「主導権はアメリカにある」としたトランプ大統領ですが、事態打開のめどは立っていません。
(トランプ大統領)「これ(銃撃事件)がイランと関係があるかどうかはわからないが、我々が知る限りそうは思わない。 我々は偉大な仕事をし続けていく。私にできるのはそれだけだ」


4月26日『有働Times』より

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