東京・大田区で男性の遺体が見つかった事件で、死亡したのは44歳の会社社長と判明しました。浮かび上がってきたのは、2つの不可解な点です。
■犯人逃走中 2つの不可解な点
河嶋さんを知る人
「真面目な一生懸命、仕事を継いでいる感じ。ちゃんと仕事継いで」
殺害された河嶋明宏さん(44)。密室状態の現場、不自然な服装。2つの不可解な点が浮かび上がってきました。
大田区のマンションの一室で血を流して倒れている河嶋さんが見つかったのは8日のこと。
同じマンションに住む人
「3階で1回(エレベーターが)開いて警察がいっぱいいたので3階で何かがあったと分かった」
殺害されたのは河嶋さんと分かりました。河嶋さんは都内で音響などの設備会社の社長を務めていました。
河嶋さんを知る人によると数年前、父から会社を引き継いだということです。
河嶋さんを知る人
「最後はお父様の葬儀の時にちゃんと喪主のあいさつをしていたからお父様の仕事を引き継がれるのであいさつしてたのかなと。室内装飾の電飾の何かをやっている、そういう電気関係の仕事をしていると」
「(Q.父が経営?)そう。とても裕福なんじゃないかと思った。これから頑張っていきますというあいさつをしてたんじゃないかと、ちゃんとバトンを受け継いだと近所の人と話していた」
河嶋さんの知人
「ダーツバーでたまたま会って仲良くなって、いつも明るくて酒飲むのも好きでムードメーカーみたいな感じ。『沖縄行った』とか、たわいもない話をずっとしていた」
■犯人の逃走経路について
9日、新たに分かったことは逃走経路です。
現場はマンションの3階、犯人は非常階段を使って逃走したとみられます。
同じマンションに住む人
「オートロックないです。下に管理人はいるけど夕方の4時に帰る。部屋の前までは行ける」
■不可解な点1つ目 鍵がかかっていたこと
不可解な点の一つは、“鍵がかかっていたこと”。
8日午前中、友人と食事の予定をしていた河嶋さん。時間になっても姿を見せないため、不審に思い、友人が自宅を訪問。2人はそれぞれ飲食店を経営、河嶋さんは常連客でした。
呼び鈴を鳴らしても応答がなく、携帯電話で電話をすると部屋の中から携帯電話の着信音とテレビの音が聞こえます。
110番通報
「連絡が取れない友人宅に行ったが、中に入れない」
管理人を通じ110番通報。部屋の鍵が掛かっていたため、河嶋さんの従業員が持っていた合鍵を使い、部屋に入ったそうです。河嶋さんが猫を飼っていたため、その世話をするため合鍵を従業員に預けていたそうです。
警察官が臨場し、ダイニングキッチンで倒れている河嶋さんを発見します。猫は発見されていません。部屋の窓や鍵は閉まっていた、いわゆる“密室”状態でした。
元警視庁刑事 吉川祐二氏
「何らかの形で合鍵などを使って侵入したものと思われる。合鍵はマスターキーがあればいくつでも作ることは可能。(部屋から)出る時、逃走の時に鍵を閉めていることから考えると、今後、遺留品としての鍵を発見することも捜査のポイント」
■不可解な点2つ目 被害者の服装
もう一つ不可解な点は“被害者の服装”です。
発見されたとき河嶋さんは、上半身はフード付きのパーカー、下半身は下着だったということです。8日の東京の最低気温は0℃を下回る、肌寒い気候でした。
元警視庁刑事 吉川祐二氏
「2通りある。一つは出掛けるために着替えていた。もう一つは帰宅後に脱いだことが考えられる。室内の状況によって下の履物がどこにどのような状態で置いてあったかで2つのどちらかということが解決できる。下着姿で訪問者に接するということは相当親しい関係であると言える」