アフリカ豚熱の発生でスペイン産豚肉の輸入が停止されたことを受け、養豚業界のトップが感染を防ぐために水際対策の徹底を訴えました。
日本養豚協会 香川雅彦会長
「どこかで防疫に穴が空く、水際防疫がですよ。海外からの疾病の侵入をどこで防ぐかというのは一番我々にとって大きな問題ですので」
スペインで野生のイノシシにアフリカ豚熱の感染が確認されたことを受け、農林水産省は先月28日からスペイン産の豚肉などの輸入を停止しました。
4日に農水省を訪れた日本養豚協会の香川会長は「日本ほど地方空港に海外便が来るところはない」と述べ、アフリカ豚熱の感染が拡大するリスクに危機感をあらわにしました。
鈴木大臣は、地方空港から多くのインバンド客が観光地などを訪れているとしたうえで、出入国する人に対して感染防止を周知徹底し、水際でアフリカ豚熱を食い止める考えを示しました。