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イオン“安い新米”販売開始 買い物客が次々と…

経済

 5キロで4000円以下と安い新米が7日から店頭に並びます。販売を始めたのは大手スーパーのイオンです。安さの秘密は農場にありました。

■イオン“安い新米”販売開始

 スーパーの店頭に並ぶ新米。依然として高騰しています。

フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長
「きょう、新潟のコシヒカリが一番高い。(新潟県産コシヒカリ)5キロで税込み5270円。(価格が)下がる気配がないのが現状」

 コメの価格が高止まりするなか、大手スーパーの「イオン」では7日から割安の新米の販売がスタートしました。

 埼玉県産「あきたこまち」の新米が5キロで税抜き3980円、税込みでは4298円です。

■店員が生産者!?新米が安いワケは?

イオンアグリ創造 川口雅明取締役
「埼玉県羽生市にあるイオン農場で作ったコメ。あきたこまち、コシヒカリ、彩のきずな、にじのきらめき、4品種を作っている」

 直営農場のため流通コストが抑えられ、一般的な新米よりも安く販売できるといいます。

買い物客(70代)
「(Q.これを選んだ理由は?)はっきり言って値段。年金生活者だから」
「(Q.今年、新米を買った?)これ初めて」

 70代の男性は今年初めて新米を購入。決め手となったのは価格です。

買い物客(70代)
「これなら安いと思った」

 妻と2人暮らしで早速、新米を夕ご飯に炊くといいます。

買い物客(70代)
「(妻に)『夜に食べるコメがないから買ってきて』と言われて、もっと早く来ようと思っていたけど野球を見ていたから」

■新米 おいしく炊く3つの技

 新米を自宅でおいしく炊く方法、そのコツを教えてくれるのは老舗の料亭「八代目儀兵衛」の五つ星お米マイスター・河野さんです。

五ツ星お米マイスター 京の米老舗 八代目儀兵衛 河野みなみさん
「誰でもきょうからできる一番大事なポイントがコメと水加減をしっかり重さで量る」

 大事なのは重さを正確に量ること。コメ1合は150グラムです。1合あたり最適な水の量は190グラムだといいます。

 さらに、コメのおいしさを最大限に引き出す3つのポイントが…。

五ツ星お米マイスター 京の米老舗 八代目儀兵衛 河野みなみさん
「1つ目、研ぐのは1度。水ですすぐのが3回」

 研ぐための水は1回のみ。さっとかき混ぜ、すぐに水を切ります。そして、コメを優しく握って離す。これを2合なら40回、3合なら50回繰り返します。

 水を注いで、すすぎは3回。

五ツ星お米マイスター 京の米老舗 八代目儀兵衛 河野みなみさん
「2つ目は、浸せきは冷蔵庫で1時間。3つ目は、お米が炊けたらすぐにしゃもじでほぐす。底の方からひっくり返すようなイメージで大きく1回2回。さっさと切るように全体をほぐす。新米ならではの豊かなみずみずしい香りを楽しんでほしい」