アメリカの電気自動車大手のテスラはイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)に対し、約1兆ドルもの巨額な報酬を与える提案を明らかにしました。
テスラは5日、今後10年間で時価総額を現在の約8倍の8兆5000億ドルに引き上げた場合、マスクCEOに株式の最大12%を付与するとしています。
この株式報酬は約1兆ドル、日本円で148兆円に上り、アメリカメディアはマスクCEOを経営に専念させるための「前代未聞な巨額報酬」と評価しています。
報酬を得るためには電気自動車を2000万台納入することやAI(人工知能)を使った自動運転タクシーを100万台運行することなども条件となっています。
マスクCEOへの報酬を巡っては、2018年に日本円で8兆円を超える報酬を決定しましたが、反発した一部の株主が提訴していて、今回の異例の巨額報酬への対応が注目されています。