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トランプ大統領「敗訴で甚大な被害」“関税は違法”で連邦最高裁に上訴

国際

トランプ政権が“相互関税”をめぐる違法判決を不服として、連邦最高裁に上訴しました。

相互関税をめぐっては、アメリカの裁判所が、1審・2審ともに、大統領の権限を逸脱し、違法だとする判断を示しています。

複数のアメリカメディアによりますと、トランプ政権は3日、これを不服として、連邦最高裁に上訴したということです。

トランプ大統領は、「最高裁で敗訴すれば、アメリカは甚大な被害を被る」としたうえで、日本やEUなどと結んだ貿易交渉の合意を「解消しなければならなくなる」と述べ、最高裁を牽制しました。

一方、訪米を前に赤沢経済再生担当大臣は、相互関税の修正などの大統領令について、「可及的速やかに発出してもらうことが必要」と強調しています。