中国外務省がロシアが侵攻したウクライナのクリミア半島などの行政区分に関する情報をホームページから削除したと香港メディアが報じました。
香港の星島日報によりますと、中国外務省は先月、公式ホームページを更新した際にウクライナの紹介から行政区分、政治、外交分野の内容を削除しました。
以前は行政区分に24の州に加え、1つの自治共和国としてクリミア共和国などと記載されていました。
政治分野には2022年にロシアがウクライナの東で「特別軍事作戦」を実施したなどと書かれていました。
また、外交分野にはウクライナが「西側諸国を外交的な優先方針としている」「ロシアを非難し、クリミア半島の編入を拒否した」などの内容がありました。
これらの情報が削除されたことについて専門家は、記事の中で「中国がウクライナの領土保全を絶対的に支持するという立場を変えた」と指摘しています。
画像:星島日報ホームページから