全国の小中学校の児童や生徒の数が過去最も少なくなったことが文部科学省の調査で分かりました。公立の小中学校は、この1年間で266校が姿を消しました。
文部科学省は毎年、全国の学校数や在学者数、教職員数などを調査していて、教育政策の検討に生かしています。
27日に公表された今年度の調査によりますと、5月1日現在で全国の小学校の児童数は前の年度より12万9000人ほど減って約581万人、中学校の生徒数は3万6000人ほど減って約310万人となり、ともにこれまでで最も少なくなりました。
小学校では44年連続、中学校では4年連続の減少です。
公立の小中学校も、この1年間で合わせて266校が姿を消しました。
一方、特別支援学校に通う子どもは約15万9000人で、過去最多となりました。
大学全体の在学者数も約297万人で過去最も多くなりました。
また、中学、高校、大学では教員全体に占める女性の割合が過去最高となりました。