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関西電力 原発の新増設を本格検討 地質調査へ

経済

 関西電力が新たな原発の建設を検討するため、福井県の美浜原発周辺で地質調査などを始める方針を固めたことが分かりました。

 関係者によりますと、美浜原子力発電所の敷地内などで原発の建設を検討するために必要な地質や地形などの調査を始めるということです。

 関西電力は老朽化した美浜原発1号機の建て替えに向けた調査を2010年に始めていましたが、福島第一原発の事故を受けて作業を中断していました。

 原発の新増設に向けた具体的な検討を大手電力会社が行うのは東日本大震災以降、初めてです。

 関西電力は「具体的な計画について現時点で決定した事実はありません」とコメントしています。

 美浜原発では1号機と2号機が廃炉となっています。