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パイオニア、台湾企業の傘下に ファンドが1636億円で売却

経済

 パイオニアは、台湾の液晶大手「イノラックス」の子会社で、車載用ディスプレイを手掛ける会社の傘下に入ると発表しました。

 パイオニアを買収するのは、台湾の液晶大手「イノラックス」の子会社、「カーユーエックス」です。

 パイオニアの株主だった欧州系ファンドは、1636億円でパイオニアの全株式をカーユーエックスに売却します。

 株式譲渡は年内に完了する見込みです。

 カーユーエックスは、自動車の運転席まわりの空間に搭載するディスプレイシステムを欧米の自動車メーカーに提供しています。

 車載機器が主力のパイオニアを買収することで、日本の自動車メーカーへの製品供給の足掛かりにしたい考えです。

 2社は、パイオニアが強みとする音響技術を生かし、次世代ディスプレイシステムの開発などで協業していくとしています。

画像:パイオニアHPから