天皇陛下がアイスランドの大統領と皇居で面会し、ジェンダーの平等などについて話を聞かれました。
天皇陛下は27日午前11時ごろ、皇居の御所でアイスランドのトーマスドッティル大統領を出迎えられました。
世界経済フォーラムの調査によりますと、ジェンダー平等が進んでいる国としてアイスランドが15年連続で世界一となっていることから、天皇陛下は小広間の懇談で「どうして実現されているのですか」と質問されました。
トーマスドッティル大統領は50年前に女性たちが同一賃金を求めて全国規模のストライキを起こし、ジェンダー平等の意識が広がり、その5年後に女性の大統領が誕生したことなどを紹介しました。
そして「長年にわたって積み重ねた結果が今のジェンダー平等の社会で、女性の社会進出で経済も強くなり、社会や教育も良くなっているなどの実績を国民が感じ、ジェンダー平等を重視している」などと説明しました。